2021/04/16 01:46

こんばんは。

洋酒専門店 Liquor T の 高寺です。

今日はウイスキーの売り上げランキングよりご紹介です。

①バランタイン17年700ml(alc 40度) 当店価格6,300円(税込)
言わずと知れた知名度No1スコッチウイスキーですね。
現在はペルノ・リカール社傘下です。

皆さんは魔法の七柱という言葉、ご存じですか?
バランタイン17年は、スコットランド各地の厳選された17年以上の長期熟成のモルト原酒とグレーン原酒を40種類以上ブレンドした、ブレンデッドウイスキーです。
この中でブレンドで主に使用している7つのウイスキーの名前が判明しています。
それが魔法の七柱と言われるシングルモルトウイスキーです。

この7つ、全部言えますか?
・スキャパ
・オールドプルトニー
・バルブレア
・グレンカダム
・グレンバーギ
・ミルトンダフ
・アードベッグ

SCAPA = 第一印象 最初にパッと口に広がる果実、花のような香り、軽やかさ GLENTAUCHERS = フィニッシュ なめらかで繊細な後味、ベリー系の味わい、ナッツ MILTONDUFF = 骨格 力強くしっかりしたブレンドの基礎を形作る GLENBURGIE = 中核 ブレンドの中心、フルーティーでスウィート   【引用】https://www.ballantines.ne.jp/products/17years.html

上のグラフ、なんだかおかしいところありませんか?
そうです。
”フィニッシュ”で使われている『グレントファーズ』があるんです。
これが結構重要な余韻を決める部分での使用にも関わらず、
なぜか他の七つのほうが有名なんですよ。

ちなみにグレントファーズ蒸留所はスコットランドのスペイサイド、キースにほど近い場所にあります。
周囲の丘を流れる湧き水が豊富なこの場所で、グレントファーズのもつ豊かな味わいと甘美な余韻が育まれます。

いろいろ調べましたが、なぜ含まれないのか解りませんでした。
解る方、教えてください。

価格は安いところで4,500円~みたいです。
すごいですね。
また、こちらは正規代理店から自社で直輸入(いわゆる並行品)しているもの様々で、
内容量も700mlだったり、750mlだったり、アルコール度数が40度、43度と様々です。
これは規格やアルコールにかかる税金など様々考慮されて色々なボトルがあるためです。
購入前には一度容量、度数が欲しいものと間違いないかご確認お願いいたします。
ちなみに当店は『700ml』『40度』のバランタイン17年です。
※サントリー輸入と同内容のものです。

良く、本物は700mlで、750mlはアメリカ向けだから~や、
43度が本場の味、40度は・・・など言われる方がいますが、
私にはそこまで違いがあるとは思いません。
むしろ、正規と言われるもののほうが、
輸入ルートを通る間の品質管理がちゃんとしている。くらいのものだと思います。
ただ今のご時世、そんな過酷(越冬や酷暑を超えて何か月もかかって日本に入ってくる)な環境って、
無いと思うのです。

これも微妙な違いの分かる方や、
酷いボトルに出会ったという方おられましたら
一度お話聞かせてください。

味わいはというと、
口に含んだ瞬間に香る樽の香り、そして甘くバニラを連想させる口当たり、
その奥から微かに香るピート香(スモーキーな感じ)、
喉を通った後もナッツの感じや長く続くウイスキーを飲んでいるなという余韻。
まさに絵にかいたようなスコッチを飲んでいるという雰囲気が楽しめます。
万人が思い描くウイスキーの理想形ともいえるかもしれません。

是非、一読して飲んでみたいと思われた方、
心よりご来店お待ち申し上げております。

本日は3アイテムくらい書こうと思っていましたが、
やはり遅筆のためもう1時30分過ぎてしまいました。。。

次回は王道シングルモルト、マッカラン12年(これも売上ランキング上位の常連ですね)シェリーオークか、
タリスカー(アイランズ)、アードベッグ(アイラ)当たりのご紹介をしていきたいと思います。
バーボンのワイルドターキーなんかも紹介したいですね。

とはいえ、本日はここまでとさせていただきます。

ご一読、ありがとうございました。

それではおやすみなさい。